海水化学工業について | 環境設計やランドスケープに関わる研究開発企業 | 天然芝 屋上緑化システム | 海水化学工業株式会社
海水化学工業について - 環境設計やランドスケープに関わる研究開発企業 | 天然芝 屋上緑化システム | 海水化学工業株式会社

海水化学工業について

ご挨拶

当社は1941年の創業以来、時代に則した研究開発に取り組んで参りました。

現在は、環境に関連する水と緑とエネルギーを柱に、水の気化熱を活用する、パッシブな技術を軸とした商品展開を主力事業としております。

天然芝屋上外断熱緑化「ESGreen」、屋上除熱建材「ESCO2N」では、打ち水技術を利用した高度な蒸散除熱機能により、猛暑を和らげ、ヒートアイランド現象の緩和や大幅な省エネルギーを実現します。

コウライ系天然芝「スクラム」は、他に無い緻密なウォーカブル芝面を形成し、一年を通してお客様に緑の和みの場を提供し、葉面よりの蒸散量の多い夏季には、クールスポットを創り出します。

私達は、企業として積極的に環境問題に取り組み、気候変動やエネルギー問題に対して、社会に具体的に貢献できる製品の普及を目指し、お客様や関係者様のご助力を頂きながら、日々努力を続けたいと考えます。

取締役社長/博士(工学) 永橋 和雄

経営理念

理念1 創造と進化(Creation & Evolution)

私達は,あくなき創造と進化により,常により高い社会的価値体系を提供しつづける為に存在する。

理念2 共有共生共栄(Coprosperity)

私達は,巾広く共有を進め,共生を追求し,共栄を実現する世界の先駆者として存在する。

理念3 超・一流

私達の誇りは,常に超・一流を基準として思考し,行動を積み重ね,社会の中で尊敬される,志を大切にする者の集団であることである。

理念4 生きごたえ主義

創造と進化の喜びを共有したい。自己実現の喜びを共有したい。
私達は資質と努力と貢献が公正に報いられる社会の実現のため,自らと闘う日々を過ごしている。

情報の潮流を見極め、創造に勤しむ。
改革の激流を恐れず、進化を遂げる。

感じる心(ハート)は、あくまで素直に、
貫く意思(マインド)は、あくまで強固に、
掲げる夢(ヴィジョン)は、あくまで壮大に。

目指すべきは何か、努力すべきは何か。
進むべき道を得たとき、心と体に力、漲る。

私は、何のために仕事をしているのかと訊かれると、
創造と達成の悦びを味わうためだと答えます。
その感激、感動の悦びほど楽しいことは他にありません。

それも独りではなく、仲間で達成したときには、
「生きている」と実感します。
単に共にいるのではなく、共に生きているのだと。

事業・商品体系

QOL=Quality of Life 生活場・人生の質向上

■安全・安心・健康
■美的・快適(文化的)
■豊かな生活の実感
■コミュニティ創造の場づくり
■環境問題を配慮した生活の場づくり

私たちは、人々のQuality of Life の向上に資する商品を提供する事業及び経営を目指しています。
よりよい次世代・次々世代のために、伝統を繋ぎ、量より質にこだわり、研究開発(創造)企業として新しい価値を開発・提案し続け、人の輪を創り出してゆきます。

水とエネルギー

人工的に物やエネルギーを作りだす「アクティブテクノロジー」は、環境に対して何らかの負荷をかけてしまいます。海水化学工業の環境共生商品群は、「水と緑とエネルギー」を軸に、いずれも「パッシブテクノロジー」の考え方をベースとしています。

自然に存在する物やエネルギーを機械設備に頼らずに活用するパッシブテクノロジーは、自然に逆らわず、かつ、自然と調和することで、自然にかける負荷を低減することができます。

中でも海水化学工業が着目したのは、「水」です。

水そのものは地球にはありふれており、生命維持には不可欠な物質ですが、別の側面として、水は蒸発するとき、即ち、液体から気体に相変化するときに、非常に大きなエネルギー量を吸収するという特徴があります。(水が液体から気体になるときに吸収する熱エネルギー量は、液体の水を0℃から100℃に上昇するのに必要な熱エネルギー量のなんと5倍以上にもなります)

降雨により地面に浸透・蓄えられた水は、蒸発することによって地表付近より多量の気化熱(蒸発潜熱)を奪い、地表の温度上昇を抑制する効果をもっています。日本では古来より「打ち水」が行われていましたが、打ち水は自然の摂理に則した手法で、まさにパッシブテクノロジーのお手本です。

海水化学工業の商品(ESGreen 、ESCO2N)は、打ち水を応用した高度な蒸散除熱機能により、環境に負荷をかけずに建築物の空調省エネルギーを実現し、猛暑やヒートアイランド現象を緩和することができます。

ESGreenは、天然芝の優れた蒸散能力(根より吸い上げた水を、葉表面の気孔より蒸発散させることにより、自身の体温を低下させる)を用いることにより、優れた除熱能力を有する屋上緑化システムです。また、ESCO2Nは、高保水性セラミックを複合材料技術によって成形した、毛細管連続構造を有した特殊セラミック板です。ノーメンテナンスで芝の屋上緑化と同等の除熱性能を得ることができます。

都市化・文明化により失われた自然の摂理を、パッシブテクノロジーで取り戻し、自然と文明の共存に寄与したいと海水化学工業は考えております。

言うまでもなく、人類にとって、緑は欠かせないものですが、中でも天然芝については、夏季の除熱機能にも優れているという特徴があり、更には、植栽面に座ったり、歩いたり、触れたりすることができ、人類の生活の質を高める意味でも大きな可能性がある植物です。

海水化学工業は、環境・バイオシステム事業の着手以来、芝、中でも、日本の気候に馴染みやすいコウライ系芝の独自品種開発を行ってきました。

通常、植物については、異品種同士の交配によって、新品種開発を行います。しかしながら、この手法では親の世代の性能を大幅に超える品種を得ることが非常に困難です。

海水化学工業は、「独自のバイオテクノロジー技術(組織培養、人工変異、選抜技術)」にこだわって、これまでの品種の性能を大幅に超える新しい独自品種の開発に成功しました。

当社の新品種は全て、世界ではじめて芝類で特許を取得(日本、米国、豪州特許)した技術を基に開発されています。

「スクラム芝」は、通年で美しい緑を保つことのできる全く新しいコウライ芝です。芝本来の除熱機能に加え、年中美しい緑をした緻密な芝面を提供することができ、メモリアルパークなどに最適な最高級芝です。また、海水化学工業は、芝の植物生理的な特徴についても研究を重ねております。

芝は夏季の除熱機能に優れており、屋上緑化に適した植物とされていますが、その他にも、特に、芝の環境ストレス下における馴化能力に着目しました。

ブロックやコンクリートの目地のような僅かな狭い間隙に喰いこんで、地表面に被覆を拡大・繁殖する芝をたまに見かけることはないでしょうか?植物は、厳しい環境ストレスに対して、植物自身が変化していく(「馴化」)ことで、自身の成長速度を抑制し、且つ、たくましく生育することができます。

ESGreen-NEOはそれを屋上緑化システムとして実現したものです。夏季の除熱機能はもとより、メンテナンス(刈込)の軽減に優れているといった、他の商品にはない大きな特徴があります。

植物の生理的な特徴の一つである馴化能力を知り、活用することにより、植物の本来の能力を更に引き出すことができるのです。
芝を知り尽くした海水化学工業だからこそできることです。

歴史・沿革

●昭和16年  鐘淵海水利用工業株式会社設立(旧鐘紡分社)創業(初代社長 津田信吾)
●昭和22年  海水化学工業株式会社設立、塩業を主体に醤油・苦汁等製造(第三代社長 常森義男)

塩田時代写真(枝条下式)

●昭和35年  塩業廃業(瀬戸内塩田整理法による)
●昭和39年  中関ゴルフ倶楽部・ゴルフ練習場開業(塩田跡地)

●昭和41年  化学研究部設置(肥料、無機薬品、マグネシュームクリンカー等)
●昭和45年  玉泉湖温泉(アーチェリーランド、天然温泉・かま風呂、旅館)開業
●昭和53年  第四代社長 山本銈造
●昭和62年  バイオテクノロジー開発室設置(第五代社長 常森?紀)
●平成元年  バイオテクノロジー開発事業部設置(松枯総合防除事業開始)

浜方本社前写真

●平成2年  (財)山口県産業技術開発機構 研究開発助成事業認定

芝開発(ビーカー)写真 芝開発(細胞)写真 芝開発(ビーカー棚陳列)写真 芝開発(圃場)写真

●平成6年  第Ⅱ創業期スタート宣言、組織改革の実施、国内外研究機関と研究交流開始
●平成7年  通産省/中小企業創造活動促進法認定(中国地区トップ認定)
●平成11年  常緑性コウライ芝「コプロス」発表
●  同   科学技術庁/山口県 認定技術開発(フローラ制御型水質浄化資材・システムの開発可能性試験)
●平成12年  農水省/ミレニアム国家プロジェクト認定・受託研究開始(5カ年)(環境マルチストレス耐性芝の開発)

芝開発(ミレニアムプロジェクト体制図)写真

●  同   環境企業全国ネットワーク コプロスグリーンワールド(CGW)設立
●  同   中小企業庁/山口県(中小企業団体中央会)、コプロスグリーンワールド水資源プロジェクト
●平成15年  「CGW式雨水貯留浄化循環システム」発表

雨水貯留システムイメージ図

●  同   屋上外断熱緑化「ESGreenシステム」発売
●  同   中小企業経営革新支援法認定
●  同   エコスクール研究会設立
●  同   常緑性コウライ芝「コプロス」米国特許取得(H17年オーストラリア特許、H21年日本特許取得)

芝米国特許証表紙

●  同   スポーツ・校庭緑化用常緑性コウライ芝「スクラム」、省管理芝「フラッツ」発売
●平成16年  東京オフィス設置
●  同   土木学会地球環境貢献賞受賞(エコスクール研究会)
●平成17年   愛知万博日本政府館(瀬戸会場)屋上緑化、日本館前大庭園(長久手会場)にコプロス採用

愛知万博日本政府館屋上緑化写真 愛知万博日本館前大庭園写真

●平成19年  屋上外断熱緑化システム「ESGreen-Rf」発売
●平成20年  雨水貯留浄化システム高度浄化システム発売
●  同   (社)土木学会「地球環境技術賞」受賞(「KAISUI外断熱システム」)
●平成21年  屋上外断熱・気化熱冷却パネルシステム「ESCO2N-Rc30」発売(Rc造用)
●平成22年  経済産業省 地域イノベーション創出研究開発事業提案採択

蒸散冷却建材エスコン省エネ実験棟写真


●  同   屋上外断熱プラス緑化システム「ESGreen-NEO発売」

屋上緑化システムNEO断面

●平成25年  散水蒸散冷却パネルシステム(ESCO2Nパネルシステム)日本国特許成立
●  同          同          米国特許成立
●  同   屋根散水蒸散冷却システム 日本国特許成立
●  同   日本ものづくり大賞経済産業局長賞受賞(ESCO2Nパネルシステム)
●  同   ESCO2Nボード 特許出願
●平成26年  中関ゴルフ&コミュニティ倶楽部 開場50周年記念式典開催
●平成27年  琉球大学 共同研究(ESCO2N)
●  同   中関GCC 地方創生市内法人チーム対抗戦立ち上げ
●平成28年  建築学会発表(ESCO2Nボード省エネシステム)
●  同   屋上外断熱緑化システムESGreen-NEO 日本国特許成立
●平成29年  健康産業事業部 中関GCC営業終了/環境・バイオシステム事業に重点化
●  同   山口県「やまぐち発新製品」のモデル事業対象にESCO2N決定
●平成30年  山口県産業技術センター隣接 環境・バイオシステム事業部宇部研究室設置

緑町本社事務所からの風景写真 宇部研究室一部写真

●令和元年  経済産業省 モノづくり高度化法 特定研究開発等計画 認定(第六代社長 永橋和雄)
●  同   経済産業省 戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン) 採択(2年間)
●令和3年~ 薄手除熱建材「除熱王」商標登録
       除熱建材省エネシミュレーションプログラム開発(実証試験検証)、空調衛生工学会、建築学会論文発表(山口大学、山口県産業技術センター共同研究)
●令和4年  屋上外断熱緑化パネル「ESGreen-NEO改」発売
●令和5年  改良コウライ芝 新品種開発完了(第3世代)(代表取締役 常森?紀)

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